第11回

 

敬愛する先生に

中学を卒業してから相当の歳月が流れ去った
何らの接点もなかった先生に
あの当時先生を敬愛していた証に
自作の詩集を送りました
是非先生にお読みいただきたく
先生からお礼のハガキを頂き
とても嬉しく至極感激しました
僕の想い描いていた先生へのイメージが
当時と少しも変わらずあの頃のことが鮮明に蘇り
ひと時を思い出の中で楽しく過ごしました
先生の何時も絶やさない柔和な微笑みと
先生の上品な薄紅色したほおを
思い出されました
そしてあの当時の謎が一つ解決(とけ)ました
先生は僕より15歳年上のお姉さんだったこと
先生が詩が好きだということを知り
とても嬉しく思います
お逢いして色々お話をしたいと思いますが
当時のイメージを損ないたくなく
当時のイメージを大切にしておきたいので
想い出のなかにしまっておきます
いつまでもお元気でご自愛ください
お祈り申し上げます

山 一歩