第25回

 空を見上げて

毎朝天気だと僕は屋上に上がって大空を見上げる

天空の青空を見て無限に広がる宇宙を感じる

果てしなく何処までも広がる青空に吸い込まれる

時に綿菓子のような雲が浮かび

薄く伸ばした綿菓子のような雲が静かに流れる

風が吹くと空気の存在をも感じ

風が凪ぐと全てが静止し存在を失う

何処からか鳥の鳴き声が聞こえる

仲間内でのお喋りなのか求愛の囀(さえず)りなのか

小鳥が親鳥にエサを求めて切なく鳴いているのか

大空を飛んでゆく鳥の羽ばたきが目に入る

そして瞬時にしてその姿が消えてしまう

辺りを見渡すと無機質なビルが凸凹に林立している

その中に木立を見つける

燃え立つような緑と空の青さが

鮮やかなコントラストに映る

暫くするとお天道様が顔を出す

何もかもお見通しのお天道様が

青空のなかで光り輝き微笑んでいる

 

山 一歩