第27回

 遠のく明治 大正

明治大正の時代がどんどん遠くに過ぎていく

僕の記憶から消えていく

現代の原風景である明治を

僕の心にいつまでも残しておきたい

あの時代を少しでも知って感じたい

それには明治を生きた鴎外、藤村、漱石の世界を覗くことだ

明治の何がしかが分かるかもしれない

僕が今見ている月も

100年前に漱石が見ていた月も

お天道様も何ら変わりない

大正時代も同じである

大正時代の女性に大和撫子としての原点郷愁を感じる

時代に翻弄され忍従に耐える母親の気概を見る

佐和子の世界を覗いて

明治 大正 昭和 平成と時代は変遷し

生活様式は著しく変化を遂げたが

人の心は変わらない

いつの時代でも人情は変わらない同じである

 

山 一歩