第46回

 ヨグマタ
ある時ラジオから突然ヨグマタの声が流れた
偶然なのか運命のいたずらなのか
あの人のことが何かと気になってしかたない
5,000メートル以上のチベットヒマラヤの高み
大草原のお花畑でインドヒンズウ密教ヨガ修行に明け暮れる
ヒマラヤの花々に癒されて瞑想に耽る
そしてあの人は窮極の極みサマディ(解脱・涅槃)の域に達する
私があの人に対して知っていること
年齢が70歳か71歳であると思われる
あの人の幼児期(1歳半)に父親を亡くしている
父親は海軍の軍人であったと思われる
私の小学校の卒業名簿にヨグマタと同姓同名K・Iの名が記載されていた
また卒業アルバムにはK・Iのいかにも利発で可愛い素敵な
女の子としての写真が載っている
今のヨグマタの顔とK・Iの卒業写真を同一視するのは極めて難し
K・Iの小学校卒業後の消息
何処の中学に入りどのような暮らしをしていたか不明である
私のこのもやもやした気持ちをはらすには
ヨグマタが何処の小学校を卒業したかを知ることである
そのことを何よりも知りたい
山 一歩