第55回

お 役 所
午前8時30分から午後5時まで机にしがみ付いて時間をやり過ごす
近所の魚屋の叔父さんは役所は暇なところと言いふらしている
そこで働く多くの者がひたすら偉くなりたい出世をしたいとう思っている
職場での人間関係は親分子分の関係である
上司がバラの愛好家であれば部下はそれになびく
バラの植え替えなどと聞けば馳せ参じる
職場ではおのずと派閥が形成され
給与は年功序列 意思決定は長いものに巻かれての慣例による
革新的な夢のある発想など生まれようがない
出世など考えずスペシャリストとして仕事をしたい
と言えばバカだと言って笑われる
夢の実現のため早期退職をしたが
この時も何故か笑われた3年間机にしがみ付いて居さえすれば
毎年一千万円以上の収入が保証されているのに
革新市政では組合活動も出世の手段になってしまった
退職後も腐れ縁は続くのである
宴席が設けられ人間関係がそのまま続く
夢かお金のどちらを選ぶかによって
その後の人生は大きく変わる

山 一歩