第73回

 おたまじゃくし
裏山の梅の木に鶯が春を告げに来る
菜の花 れんげ草の上を蝶々が舞う
ニイニイゼミが鳴き始め アブラゼミの蝉しぐれ
つくつくぼうしが夏の終わりを啼く
こうろぎが秋を知らせるかのように鳴き始める
禅師丸や長十郎が実をなし稲穂が頭(こうべ)を垂れる
何時しか木枯らしが吹く季節となり
百舌が欅の上でキイーキイーと鳴いている
このように季節は移り変わる
春先メダカとおたまじゃくしが池の中を泳いでいる
蓮と水草間の間を見え隠れして
梅雨が明けて初夏に入るころ
おたまじゃくしはカエルに変身
そして蛙(かわず)の合唱が始まる

山 一歩